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浜田 泰司*; 井戸 毅*; 神谷 健作*; 西沢 彰*; 川澄 義明*; 三浦 幸俊; JFT-2Mグループ
IAEA-CN-69/PDP/01 (CD-ROM), 4 Pages, 1999/00
核融合科学研究所と日本原子力研究所との協力研究のもとに、JFT-2M装置に500keV重イオンビームプローブ計測装置(HIBP)を設置した。HIBPにより、今回初めてHモード遷移時の速い空間電位の変化を観測できた。通常の鋸歯状振動によって引き起こされるL/H遷移において、D線強度及びプラズマ密度の上昇と同時に速い正方向への空間電位の変化がプラズマ境界付近で観測され、その後D線強度の減少とともに空間電位は負の方向へ減少した。L/H遷移から約30後の径方向電場の構造は、ポロイダル方向及びトロイダル方向の回転速度と圧力勾配から評価していた結果とほぼ一致した。
三浦 幸俊
Nuclear Fusion, 37(2), p.175 - 187, 1997/00
被引用回数:17 パーセンタイル:52.12(Physics, Fluids & Plasmas)JFT-2Mにおいて、飛行時間型中性粒子測定(TOF)により観測される、L/H、H/L遷移、ELM時の中性粒子エネルギー分布関数の特徴的な変化についてまとめた。同時にTOF測定技術についても詳述している。L/H、H/L遷移、ELMの時に、中性粒子エネルギー分布関数は、Hの変化に先行して変化し、イオンがそれらの現象で重要な働きをしていることを示している。エネルギー分布関数の変化の特徴は、プラズマ周辺で無衝突条件を満足する約200eV以上のイオンに対応する中性粒子束が急激な増加を示すことである。この結果は、無衝突イオンの損失によりセパラトリックス内部に径電場が形成され、L/H遷移を起こすとする理論を強く支持するものである。
三浦 幸俊; 永島 圭介; 伊藤 公孝; 伊藤 早苗*; 岡野 文範; 鈴木 紀男; 森 雅博; 星野 克道; 前田 彦祐; 滝塚 知典; et al.
Plasma Physics and Controlled Fusion, 36(7A), p.A81 - A86, 1994/07
被引用回数:5 パーセンタイル:24.25(Physics, Fluids & Plasmas)TOF中性粒子測定によるイオン速度分布関数の変化と、SOLでの静電プローブによるフローティングポテンシャル測定を、L/H遷移の時に高速に同時測定した。SawtoothでトリガされるH-モードでは、L-phaseのSawtoothによりフローティングポテンシャルは正の値にジャンプし、その後H光が減少する。その正へのジャンプとイオン速度分布関数の変化は、ほとんど同時である。つまり、Sawtoothが1のイオンをはき出し、イオンロスによる電場がL/H遷移を引き起こしていることを示唆している。
三浦 幸俊; 岡野 文範; 鈴木 紀男; 森 雅博; 星野 克道; 前田 彦祐; 滝塚 知典; JFT-2Mグループ; 伊藤 早苗*; 伊藤 公孝
Physical Review Letters, 69(15), p.2216 - 2219, 1992/10
被引用回数:28 パーセンタイル:78.66(Physics, Multidisciplinary)飛行時間型の中性粒子測定によって、L/H,H/L遷移およびELMの時に、バルクイオンのエネルギー分布が高速で変化していることを観測した。その変化は、200eV以上のエネルギーのフラックスが上昇あるいは減少するというものであり、H信号の変化より早く起っている。200eV以上という水素のエネルギーは、プラズマ周辺(inside separatrix)でのパラメータでイオンの無衝突条件(1)に対応している。
三浦 幸俊; 岡野 文範; 鈴木 紀男; 森 雅博; 星野 克道; 前田 彦祐; 滝塚 知典; JFT-2Mグループ; 伊藤 早苗*; 伊藤 公孝
NIFS-134, 20 Pages, 1992/02
飛行時間型の中性粒子測定によって、L/H,H/L遷移およびELMの時に、バルクイオンのエネルギー分布が高速で変化していることを観測した。その変化は、200eV以上のエネルギーのフラックスが上昇あるいは減少するというものであり、H信号の変化より早く起こっている。200eV以上という水素のエネルギーは、プラズマ周辺(inside sparatrix)でのパラメータでイオンの無衝突条件(1)に対応している。